注文住宅の住まい作りでは、キッチンの仕様も自分たちのライフスタイルに合わせて自由に決められます。ビルトイン食洗機を設置するかどうか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ビルトイン食洗機のメリット・デメリット、種類や選び方について解説していきます。
1.ビルトイン食洗機のメリット・デメリット
まずは、ビルトイン食洗機のメリットデメリットをみていきましょう。
・メリット
ビルトイン食洗機を導入することで、据え置き食洗機を設置する必要がなくなります。また、食器を洗う時間を大幅に短縮できます。
また、洗浄力が高い点もメリットです。食洗機専用洗剤には、手洗い用の洗剤には入っていない漂白成分・酵素の力が含まれているので、汚れをしっかりと分解して食器をピカピカにしてくれます。
高温・高圧の水流で洗うので、除菌効果も期待できて衛生的です。プラスチック製品にも対応しているので、子供用・ベビー用の食器も安心して洗えます。
・デメリット
ビルトイン食洗機があると、その分キッチンの収納量が減ってしまいます。また、浅型食洗機を選ぶと食器がたくさん入らず、何度も洗浄しなければならないことも。
入れにくい食器があったり、洗浄したのに汚れが落ち切っていなかったりすると、結局自分で洗わなければならないなどの手間も発生します。
省エネ効果の高い食洗機が登場しているものの、電気代・水道代がかかってしまう点もデメリットといえるでしょう。
2.ビルトイン食洗機の種類
ビルトイン食洗機には、2つの種類があります。
それぞれの特徴をご紹介します。
・スライドオープンタイプ
スライドオープンタイプとは、引き出しのように手前に引き出して使うタイプです。浅型・深型の2種類があるので、家族の人数に合わせて適切な大きさを選べます。スライドオープンタイプは立った状態で食器を入れられるので、腰・膝への負担もかかりにくいです。
・フロントオープンタイプ
フロントオープンタイプは、ドアを前に倒して中の食器カゴを引き出して使うタイプの食洗機で最近人気のタイプです。食器だけでなく大きなフライパンや鍋などの調理器具もまとめて入れることができます。容量が大きいので大家族やまとめて食器を洗いたい方におすすめです。
ただ、食器をセットする際に腰を曲げたりしゃがんだりして収納する必要があるため、腰や足への負担がかかる点がデメリットになります。
3.ビルトイン食洗機の選び方
スライドオープンタイプにするか、フロントオープンタイプにするか、浅型にするか深型にするかなど、食洗機選びに悩む方も多いでしょう。
ビルトイン食洗機の選び方について解説していきます。
・容量で選ぶ
浅型タイプの食洗機は、大体容量が40L程度で食器の数は40点ほど収まります。1〜3人家族にはちょうど良い大きさですが、4人以上のご家庭の場合だと小さいです。
深型タイプは、60Lの容量があり48点の食器を収められます。また、直径26cm以下の鍋やフライパンなどもかさばらずに収納できます。
家族の人数や1度に洗浄する食器の量に合わせて選ぶと良いでしょう。
・機能で選ぶ
メーカーによって食洗機の機能は異なります。
洗剤自動投入機能や節水・省エネ機能、タイマー機能やサイレント機能などメーカーによって様々な機能がついているので、ご自分が求める便利さや使い勝手の良さを考えながら製品を選びましょう。
・メーカーで選ぶ
国内で人気の食洗機メーカーには、「パナソニック」「リンナイ」「三菱電機」の3つがあります。
パナソニックは、商品ラインナップや便利機能が充実しているので、自分の好みの食洗機が
選びやすいです。また、2023年12月からフロントオープンタイプの食洗機も登場しているので、選択肢の幅がより広まっています。
リンナイは、パナソニックが販売する以前からフロントオープンタイプの食洗機も販売しています。食器をムラなく隅々まで洗えることからこちらも人気です。
三菱電機は、ラインナップは少なめですが、静音性が高いことから最近注目を浴びつつあります。
日本で人気の海外食洗機メーカーには、「ボッシュ」と「ミーレ」があります。
ボッシュはドイツの家電メーカーの食洗機で、独自の乾燥方式を搭載した大容量フロントオープンタイプの食洗機が魅力。
ミーレも大容量のフロントオープンタイプの食洗機を販売しており、節水・節電機能や潜在自動投入などの機能が搭載されています。純正の洗剤とリンスを使用することで洗浄効果をより発揮できます。
4.まとめ
食洗機は毎日使うものなので、使い勝手を考慮して選びましょう。
様々なメーカーから便利機能を搭載した食洗機がたくさん登場しているので、ご自分のライフスタイルと照らし合わせて比較検討しましょう。
Ocean Studioでは、お客様のお家の食洗機選びもご提案いたします。
注文住宅でどの食洗機を選ぶか悩んでいる方は、ぜひご相談ください。