憧れの海外スタイルが実現できる「輸入住宅」。しかし、事前にしっかりと勉強しておかないと、もしかしたら住み始めてから後悔することになるかもしれません。
ここでは、輸入住宅での失敗事例をご紹介します。
1.輸入住宅での失敗事例

・国産の家具を合わせるのが難しい
「家は素敵なのに、国産の家具と合わせるのが難しかった・・・」
輸入住宅を建てた方から、このようなインテリアに関する悩みをよく耳にします。建物は理想通りに仕上がったものの、いざ家具やインテリアを配置しようとすると、なかなかイメージ通りにならないというケースは少なくありません。
・窓が大きすぎた
「大きな窓が多すぎてインテリアを上手に置けない・・・」
輸入住宅を建てた方から、このような窓とインテリアに関する悩みを耳にすることがあります。注文住宅で輸入住宅を建てる場合、間取りを自由に決められるため、日当たりを重視して大きな窓をたくさん設けたいと考える方は多いでしょう。しかし、窓の配置によっては、理想のインテリアを配置するのが難しくなってしまうことがあります。
・リビング階段は臭いや音が気になる
「見た目はおしゃれだけど、2階の音は響くし臭いも上に行ってしまう・・・」リビング階段は、家族のコミュニケーションを促進し、開放的な空間を演出できる人気の間取りです。しかし、実際に住んでみると、音や臭いが気になるという声も少なくありません。
特に、輸入住宅ならではの開放感を求めて、吹き抜けとスケルトン階段を組み合わせた場合、その傾向は顕著になります。デザイン性は申し分ないものの、音が響きやすく、2階の生活音が筒抜けになってしまうことがあります。また、料理の臭いやペットの臭いなどが2階にまで広がってしまうこともあります。
小さなお子様がいる家庭では、特に音の問題に悩まされることが多いようです。お子様の足音や遊ぶ音が、家中に響き渡ってしまうため、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
・アフターメンテナンスの不安がある
「部材が必要になったとき、同じものがすぐに見つかるのか不安・・・」
輸入住宅での暮らしは、デザイン性や快適性の高さから満足度が高い一方、アフターメンテナンスに関する不安を感じる方も少なくありません。特に、部材の調達やメンテナンスを依頼できる業者の有無など、いざという時に頼れる体制が整っているかどうかが心配になるようです。
輸入住宅は、海外製の建材や設備を使用していることが多いため、故障や交換が必要になった際に、同じ部材を迅速に調達できるかどうかが重要なポイントとなります。また、専門的な知識や技術を持った業者が近くにいるかどうかも、安心して長く住み続けるためには欠かせません。
2.まとめ

今回は前編ということで、失敗事例を中心に解説しました。次回はこのような失敗を引き起こさないためにどのような対策を取るべきかをご説明します。
次回の記事もぜひご覧ください。