家の設計をする際、風水を取り入れたいと考える方も多いのではないでしょうか。ここでは、家づくりで風水を取り入れる際のポイントをご紹介します。
1.風水って何?
風水とは、古代中国から伝わる考え方です。私たちの身の回りにある環境が、私たちの運勢や生活に大きな影響を与えると考えられています。
風水では、目に見えないエネルギーである「気」が、私たちの生活空間を巡っていると考えられており、その「気」の流れを調整することで、より良い運気を呼び込むことができると考えられています。
方位や色、形などを組み合わせることで、私たちを取り巻く環境を整えることが可能です。そして、心身ともに健やかで豊かな生活を送るための指針にもなります。
ただし、風水は科学的な根拠があるわけではなく、あくまで一つの考え方であることを理解しておきましょう。
2.家づくりで風水を取り入れる際のポイント
家づくりで風水を取り入れる際のポイントには以下のようなものがあります。
・玄関は午前中に日が当たる場所に
家の顔である玄関は、様々な運気が出入りする場所でもあります。玄関から良い運気を取り込むためには、午前中に日が当たる南から東の方位に配置することが理想的です。これにより、陽の気が入りやすくなります。さらに、玄関を整理整頓して清潔に保たれていると、良い気がスムーズに入り込んで家全体の運気を高めることも可能です。
・リビングは家族が集まりやすい場所に
リビングは家族で団欒したり、友人や親戚が集まったりする場所です。風水においては家の中心に配置することで、運気を高められると言われています。
風水だけでなく、一般的な住宅設計の観点からも、リビングを家の中心に配置することは、家族が自然と集まりやすく、活気あふれる住まいを実現するための有効な手段と言えるでしょう。
ただし、家の構造上、リビングを必ずしも中央に配置できない場合もあるでしょう。そのような場合は、明るく開放的な空間作りを意識することをおすすめします。家族が友人が自然と集まりやすくなって居心地の良いリビングになります。
・キッチンは西・南西に配置しない
キッチンは、風水的に「東・東南・北西」の方角に配置することが理想的です。
西や南西の方角は、夕日が強く当たり、食材が腐りやすくなるため、家族の健康に悪影響を及ぼす可能性があると考えられているからです。昔は冷蔵庫がなかったため、この考え方は特に重要視されていましたが、現代においても、火と水を使うキッチンという場所の性質上、気が不安定になりやすく、家族の健康や運気を損なう恐れがあると考えられています。
・水まわりは日当が良くて換気ができる場所に
トイレ、浴室、洗面所は、風水においても快適な生活を送る上でも、採光と換気が非常に重要です。水まわりに窓を設置し、十分な日光と新鮮な空気を取り入れることで、湿気を防ぎ、清潔な状態を保つことができます。
特に、東や南の方角は、陽の気が強く、悪い気を払いのける効果があるとされています。これらの場所に水回りを配置することで、マイナスの気を軽減し、心身のリラックスを促すことができます。
ただし、北東と南西の方角は、それぞれ鬼門と裏鬼門と呼ばれ、悪い気が溜まりやすいとされています。これらの場所に水回りを配置することは避け、できるだけ陽の当たる場所に配置するようにしましょう。
3.まとめ
ここでご紹介した風水のポイントはごく一例です。他にも様々な工夫を施すことで運気をアップさせ、暮らしやすい家づくりを実現できます。
ただし、全ての風水をクリアした家づくりはほぼ不可能です。どうしても運気が悪くなってしまう場所も出てきます。しかし、風水ばかりに気を取られずに、住み心地も意識した家づくりが重要です。
Ocean Studioでも風水を意識した家づくりをしています。風水に関して知りたい方はぜひお問い合わせください。