「地鎮祭」は、工事を始める前に行う儀式です。
これから家を建てる方の多くは地鎮祭に参加することとなるでしょう。
しかし、初めての地鎮祭はどのような流れで行われるのか、当日必要な準備物は何なのかわからず不安な方も多いのではないでしょうか。
ここでは、地鎮祭の当日の流れや準備するものをご紹介します。
1.地鎮祭とは?
地鎮祭とは、建築工事・土木工事を始める前に神主を招いて、との土地の神様に対して工事の安全を祈願する儀式のこと。
地鎮祭を行う意味は、次の3つがあります。
・工事の安全を祈るため
・その土地を守る地主神を祭るため
・敷地の平安を祈るため
地鎮祭は、昔から日本で行われている伝統的な儀式で、全国各地でその伝統は受け継がれています。
ただ、必ずしも行わなければならない儀式というわけではありません。
費用をかけたくない、古い習わしだからやらないという方もいます。
地鎮祭をするかどうかは、お施主様ご自身で判断しましょう。
2.当日の流れ
当日は、以下のような流れで行われます。
1修跋の儀(しゅばつのぎ)
2降神の儀(こうしんのぎ)
3献饌(けんせん)
4祝詞奏上(のりとそうじょう)
5四方祓い
6鍬入れの儀
7玉串拝礼(たまぐしはいれい)
8撤饌(てっせん)
9昇神の儀
10神酒拝戴(しんしゅはいたい)
11神官退下(しんかんたいげ)
12直会(なおらい)
お施主様は、鍬入れの儀の際に盛られた砂に鍬を入れる動作を行います。また、玉串拝礼では玉串を地主神に奏上。
そのほかの儀式では、基本的に神官が中心となって行われますが、必要に応じて拝礼、献杯などを行います。
地鎮祭にかかる時間は、一般的には30〜40分程度です。服装はフォーマルな格好が望ましいとされています。
3.当日までに必要な準備物とは?
基本的に、地鎮祭当日までに施工会社が以下の準備を行っています。
・日取りの決定
・神主さんへの依頼
・お供物の準備やテントの手配
・参加者人数の確認
基本的に、上記のことは施工会社が準備します。
お施主様は、当日神主さんへお渡しする初穂料の準備をしましょう。
初穂料とは、神主さんへの謝礼としてお渡しするお金のことで、玉串料とも呼ばれます。
神主への感謝の気持ちをこめて、地鎮祭後にお施主様から渡すことが多いです。
初穂料の相場は、一般的に2〜5万円で、奇数のキリの良い数字にすることが多いようです。
ただ、神社によって初穂料の金額が異なる場合もあります。
事前に施工会社に相談してから準備しましょう。
4.まとめ
地鎮祭が行われるといよいよ工事がスタートします。
最近では地鎮祭を行わない人もいますが、工事前の区切りとして執り行うのも良いでしょう。
地鎮祭に関して、わからない点・不安な点がある方、家づくりに関して相談したい方は、Ocean Studioへご相談ください。
家づくりに関してトータルサポートいたします。