「冬になると電気代が高くなる」とお悩みの方はいませんか?
最近では、電気代そのものの高騰も続いており、物価高騰やガソリン代高騰に合わせて家計に大打撃を受けている方も多いでしょう。
少しでも電気代を抑えるためにも節電対策が重要です。
そこで、今回は冬の電気代が高くなる原因と家でできる節電対策をご紹介します。
1.なぜ冬の電気代は高いの?
冬は、暖房器具の使用が増えるため、電気代が高くなる傾向にあります。特に、エアコンや電気ヒーターなどの暖房器具は消費電力が大きく、長時間使用すると電気代が大幅に上昇します。また、冬は日照時間が短いため、照明を使用する時間も長くなることも、電気代増加の一因です。
さらに、乾燥機の使用頻度も高まる傾向があります。冬は外に洗濯物を干しても乾きにくいため、乾燥機を利用する機会が増え、電気代が上昇します。
これらの要因が複合的に働き、冬の電気代は年間を通して最も高くなる月があるほどです。電気代を節約するためには、暖房の設定温度を少し下げたり、こまめに窓を閉めたり、照明をこまめに消したりといった、ちょっとした工夫が大切です。
2.家でできる節電対策
家でできる節電対策をご紹介します。
・暖房器具を効率的に使う
冬の電気代を節約するためにも、暖房器具の効率的な利用が欠かせません。
例えば、エアコンの設定温度の見直し。暖房器具の中でも特に電気代がかかるエアコンは、適切な温度設定が重要です。一般的に、室温を20℃~22℃に保つことが推奨されています。設定温度を1℃下げるだけでも、電気代を約10%削減できるといわれています。
エアコンのフィルター掃除も重要です。エアコンのフィルターは、ホコリが溜まりやすく、空気の流れを妨げてしまいます。定期的にフィルターを掃除することで、エアコンの効率が上がり、電気代の節約につながります。
暖房しない部屋のドアは閉めるようにしてください。暖房している部屋と、暖房していない部屋のドアを閉めることで、暖まった空気が他の部屋に逃げ出すのを防ぎます。これにより、暖房効率が上がり、電気代の節約になります。
さらにこたつや電気毛布など、小型の電気ヒーターを使用する際は、人がいる部分だけを暖めるようにしましょう。広範囲を暖める必要がない場合は、小型の電気ヒーターを使うことで、無駄な電力消費を抑えることができます。
これらの工夫をすることで、暖房器具をより効率的に使い、電気代を節約できます。
・窓と扉の断熱性能を高める
冬の寒さ対策として、窓やドアからの冷気を防ぐことは非常に重要です。ドアや窓の隙間からの冷気によって室温が下がってしまい、暖房器具を長時間使用することになり、結果的に電気代が高くなってしまいます。
窓の断熱対策としては、断熱フィルムや厚手のカーテンの活用、二重窓の設置があります。ドアの断熱対策には、隙間風防止テープや断熱シートの活用、ドラフトストッパーをドア下につけるという対策が効果的です。
これらの対策を行うことで、室内の温度を安定させ、暖房効率を大幅に向上させることができます。その結果、暖房器具の使用時間を短縮でき、電気代の節約に繋がります。
・電化製品の使い方を見直す
冬の節電対策として、暖房器具の効率的な利用だけでなく、冷蔵庫やその他の家電の設定を見直すことも大切です。
例えば、冷蔵庫の設定温度の見直し。冬は室温が低いため、冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」に下げることで、電気代の節約になります。冷蔵庫の設定温度を1℃下げるだけで、年間で数千円の節約効果が期待できる場合もあります。暖房の温度設定と合わせて、冷蔵庫の設定温度も見直してみましょう。
また、トイレの便座の温度設定も見直しましょう。トイレの便座の温度は、必要以上に高く設定する必要はありません。使用しないときはフタを閉めることも、保温効果を高め、電気代の無駄遣いを防ぐことに繋がります。
電気製品の使い方も見直すことで、電気代が節約できます。
例えば、テレビやパソコンなどは使用しない時には電源を切ったり、待機電力を消費する電気製品はコンセントからプラグを抜いたりといった対策があります。
また、LED照明への切り替えや高効率家電への買い替えも効果的です。
3.まとめ
家計を圧迫する電気代の負担を少しでも減らすためにも、様々な対策を施しましょう。これらの対策を行うことで、電気代の負担を減らせるだけでなく地球環境保全にも貢献できます。
ぜひ今年の冬に試してみてはいかがでしょうか。