マイホームの購入は、人生における大きな決断の一つです。その際に多くの人が利用するのが住宅ローンですが、種類が多く、金利タイプや返済方法も様々で、どのように選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、住宅ローンの選び方のポイントと注意点について詳しく解説します。

1.住宅ローンの選び方

住宅ローンを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

・どこで借りられるのかを知る

住宅ローンは、大きく分けて以下の3つの種類があります。

  　・公的ローン: 国や地方自治体による融資

  　・民間ローン: 銀行や信用金庫などの民間金融機関による融資

  　・フラット35: 住宅金融支援機構と民間金融機関が提携した融資

それぞれの特徴を理解し、自分に合った借入先を選びましょう。

・金利タイプを知る

住宅ローンの金利タイプは、大きく分けて以下の3つがあります。

  　・変動金利: 金利が定期的に見直されるタイプ

  　・固定金利: 返済期間中の金利が変わらないタイプ

  　・固定金利期間選択型: 一定期間固定金利、その後変動金利となるタイプ

それぞれのメリット・デメリットを比較し、将来の金利動向や自身の返済計画に合わせて選びましょう。

・諸費用を知る

住宅ローンを借りる際には、金利以外にも様々な諸費用がかかります。

　  ・ローン保証料: 保証会社に支払う費用

　  ・融資手数料: 金融機関に支払う手数料

　  ・団体信用生命保険料: ローン契約者が死亡・高度障害状態になった場合の保険料

  　・印紙税: ローン契約書に貼る印紙代

これらの諸費用も含めて、総返済額を比較検討することが大切です。

・返済方法・期間を考える

返済方法は、毎月の返済額が一定の「元利均等返済」と、元金部分の返済額が一定の「元金均等返済」があります。また、返済期間によっても総返済額が変わるため、無理のない返済計画を立てましょう。

・団体信用生命保険の保障内容を確認する

団体信用生命保険（団信）は、住宅ローン契約者が死亡・高度障害状態になった場合に、残りのローン残高が保険金で支払われる保険です。最近では、がんや三大疾病などの保障が付いた団信も増えています。万が一に備えて、保障内容を確認しておきましょう。

・相談のしやすさを見極める

住宅ローンは、契約期間が長く、高額な借り入れとなるため、信頼できる金融機関を選ぶことが大切です。相談窓口の有無や、担当者の対応などを確認し、安心して相談できる金融機関を選びましょう。

2.住宅ローンを選ぶ際の注意点

住宅ローンを借りる際には、以下の点に注意が必要です。

・どのくらい借りられるのかを把握する

金融機関によって、借りられる金額は異なります。年収や返済負担率などを考慮し、無理のない借入額を設定しましょう。

・金利上昇のリスクを知る

変動金利を選択した場合、将来金利が上昇する可能性があります。金利上昇のリスクを考慮し、返済計画を立てましょう。

・住宅ローンの設定条件を確認する

住宅ローンには、様々な設定条件があります。返済期間や金利タイプ、保証内容などを確認し、自分に合ったローンを選びましょう。

3.まとめ

住宅ローンは、人生設計に大きく影響する重要な選択です。この記事で解説した選び方と注意点を参考に、慎重に比較検討し、自分にとって最適な住宅ローンを見つけてください。